Q.83代償分割の土地評価

Q&A

友人Cさんからの相談です。
長男Cさんは、父親の土地(約100㎡、路線価200C)に父親名義だった家を7年前に自分名義の家に建て替え、妻と共に高齢の父親と同居しています。(母親は既に他界。)
二人の姉、長女Aさんは10年ほど前に結婚して別世帯、次女Bさんは独身で家を建て替えるときに引越して一人で暮らしていますが、ともに暮らしはそれほど楽ではないようです。
Cさんは、相続の際は父親名義の土地は代償相続を考えており、また小規模宅地等の特例が適用できるものと考えていますが、土地の評価額について、Cさんは借地権(3割)程度で考えているものの、二人の姉からは特例適用前の時価評価を要求されて、相続協議が揉めるのではと心配しています。

このようなケースで、代償金の計算根拠となる評価額はどのように考えたらよいでしょうか、また現実的に世間では一般的にどのように決着しているでしょうか。

補足)父親はクリーニング店を営んでいましたが、7年前のCさんの家(店舗併用住宅)の建て替えを機に引退し、Cさんが妻と一緒にクリーニング店を引き継いでいます。
Cさんとしても、相続税評価としては自用地評価になるものと理解していますが、家の建て替えで土地と新築家屋を担保に借りたローンを返済中で余裕はないので、何か交渉の論点はないか相談されたものです。

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